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ひちわゆかいろいろ

先日の『十三階の〜』に続き、ひちわゆか先生のをいくつか読みました〜

『今宵、雲の上のキッチンで』:
とても雰囲気のよい隠れ家的おしゃれカフェが物語のはじまり。若社長とカフェのオーナーの恋の話。最初から最後までときめきっぱなしだった!! よいラブストーリーでした〜〜〜〜。今のところマイベストひちわ。
冒頭の数行、地上から見上げた高層ビルの描写からして、いい。ぐいぐい引き込まれて、さらに引き込む心意気で書いてるなってわかって、作者の気合が入ってるのが伝わってくるのがうれしい。伏線の堅実な張り方、そしてずらし方が、プロの技。空間や建物、モノの使い方がすごく上手い。人の内面を表す装置として活かされていて、ため息が出る。暗闇で手の平に指で文字を書くシーンとか、ぐっとくる見せ場を作るのも上手い。なんだか、文章の上手さを味わうのにも忙しくて、1粒で2度美味しかった!

『最悪』:
リーマンモノ。ベンチャーの社長×生真面目リーマン。大学の同級生。
少し古め(2000年掲載)の作品。プロットの練りがやや甘い。気の強い受は好きだけど、イライラしているのは苦手なので、主人公のイライラが読んでいて少しつらかった。ぎゃーと赤面した好きなシーン↓

「黙ってそうさせとけよ。河豚でもすき焼きでも、おれが行くっつったら黙ってつき合え。……それくらいの見栄、張らせろよ」
「十万借りるために地面に頭擦りつけるのなんか、どうってこたない。けど、英彦、おまえの前でだけは、おれを自惚れ屋のどうしようもない見栄っぱりでいさせとけよ」
 (p. 227)

甘えとる。か、かわいいー!

『プラクティス』:
リーマンモノ。今まで読んだひちわ先生のリーマンモノの中では一番好きかも。出張先のホテルで目覚めると、見知らぬ男と裸でベットに入っていて……というシチュエーションは、かなり、大好きなパターンです。榎田先生の『ワークデイズ』とか(あれ?違うっけ?)。金色の大型ワンコ×黒髪美人で、稲荷家房之介先生の挿絵がベストマッチでした。

『チョコレートのように』:
もともとリーマンモノが総じてたいして好きではないので、そろそろリーマンモノに飽きてきた。リーマンモノです。攻がかわいい。野生的、傲慢、不遜、でもチョコレートばりばり食べる、みたいな。『最悪』の攻とも通ずるものがあって、悪気なく人の話を聞かないようなひちわ攻は、かわいい。でも、受があんましかわいくなかったー。終盤になるまで、人間的にちょっとどうかと思うような性格(だから部下の人たちにも敬遠されている)をしていて、共感できなかった。


『TOKYOジャンク』シリーズをこれから試してみます。あらすじの時点でややびびっていますが、、『六本木心中』は激しく暗そうなので、迷い中。

at 22:36, koreka, BL小説(ひちわゆか)

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ひちわゆか『十三階のハーフボイルド(1)』

ひちわゆか祭もゆるゆると開催中。

8年くらい前に『ベッドルームで宿題を』を読んで以来の、
久しぶりのひちわゆか。

よ、よかった! 筆力があるし、時々出てくる繊細な表現がすばらしい。
攻の心情の描写が上手い。

探偵×刑事モノ。高校の同級生。ツンデレ美人受。

夜道の、たったひとつの明かりのように、その名前は胸を温める。ひんやりとした美貌が、水槽の底で身を翻す金魚のようにひらめき、原の頬をその冷たく長い尾で撫でながら、暗がりにふっとかき消えていった(p. 20)。

こんな表現に出会えるとは! と驚いた。美しさと冗漫のバランスがすばらしいと思った。

puriさん(BL Diary)という方が、「ツンツンツンデレツン」とお書きになっていて、実際に読んだら、本当にその通りで、まさにツンツンツンデレツンという配分だった!

それがまた見事なデレなのだ。

あと『最悪』『今宵、雲の上のキッチンで』を読む予定。

at 17:24, koreka, BL小説(ひちわゆか)

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