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五條瑛『紫嵐―Violet Storm』

評価:
五條 瑛
双葉社
---
(2002-05)
単行本の装丁も好きすぎるー
このシリーズは背表紙も素晴らしいーー

文庫版読み終わったら、単行本も読み返そうかと。
いえ、中身は変わりがないんですけどね。

文庫版には、すみれちゃんと、
すみれちゃんの同世代ボーイフレンド・キラ(多国籍不良少年のリーダー)との
初対面を描いた短編が入ってました。

このふたり、実はちょっと年の差だったんですね。
高校中退のフリーター・キラに対して、すみれちゃんは小学生?
もっと年が近いと思い込んでました。

以前に読んだ時の印象では、
キラは、なんつーか、リーダーなのに奉仕系。
すみれちゃんはべろべろに可愛くていけずな姫です。
つるんでいるのに、なかなか手に入らない感満載。

at 13:19, koreka, 小説

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五條瑛『紫嵐(Violet Storm)』

大大大大大好きな一冊。

鳩(カンボジア出身のチンピラ青年)、
すみれちゃん(北から連れて来られた聡明で優しい幼児)のこと好きすぎ。

鳩のすみれちゃんへの、同志愛だとか、慈しみだとか、称賛だとか、
溢れんばかりのやさしい気持ちが、オンパレードオンパレードで、

久しぶりに読み返しても、心地いい、いい。

文章、内容、展開ともに、素晴らしすぎる。
今回は流れの美しさを堪能しつつ、ご飯のたびにちょびちょびと読み進め。

at 13:00, koreka, 小説

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野梨原花南『マルタ・サギーは探偵ですか? 7 マイラブ』

祝☆完結!

既刊6冊+短編集2冊を読み返して、スタンバってました!
完結〜

この作品は、
登場人物たちの胸が締め付けられるような苦しさだとか、切なさだとか、
泣けてきちゃうような幸せだとか、

に、心臓がきゅーっとなりながら、はらはらしながら読んでました。

で、いざ完結!!と意気込んでいたのですが、
なんかね、最終巻は表紙を見れば結末がわかっちゃうので、
本文読む前に、ちょいと気が抜けつつ、、
嬉し恥ずかしの完結編。

大団円のはずなのに、物語の中だけで閉じてしまわない感じが、
また切なさをかき立てるなあ…
何一つ大事なものも持たない冷め切った目の元高校生が異世界へ迷い込んで、
そこで自分が大事にしたいひと、自分を大事にしてくれるひとを
見つけて、一緒に生きていける術を見つける長い長い旅の話なのだけど、
とてもとても身につまされて。

この作品には、悪役として、ひとの心を踏みにじるような、
痛みに鈍感なデアスミスとクレイというコンビ(主従)が
出てくるのだけど、そいつらの取り扱いにも救いがあって、
最後はちょっと温かい気持ち。

at 12:53, koreka, 小説

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青木祐子『恋のドレスと秘密の鏡』

近年、真面目に買っているほぼ唯一のコバルト文庫。

舌を巻くほどではないのですが、上手だし、
非常に丁寧に描かれているのが伝わってきて、好感。

お話の本筋は、
評判のドレスを仕立てる仕立て屋の少女クリスと、
名門伯爵家の一人息子シャーリーの、
ヴィクトリア朝時代ならではの、がんじがらめ身分違いラブ

と、
恋を叶える「恋のドレス」と死をもたらす「闇のドレス」の闘い。

内容は、たわいもないっちゃーたわいもないのですが、
なんというか、この作者、男心をくすぐるのが上手いんですな!

やさしく、まるで険がなく、ひかえめで愛らしい。 (p. 9)

とか、男心をくすぐる描写が随所随所に出てきて、
シャーリーもわたしも、クリスに骨抜きですよ。

今ちょうどトルストイの『アンナ・カレーニナ』も読んでいるのですが、
こちらもトルストイの筆がすばらしくて、アンナだとかキチイだとか、
作中の女性陣に骨抜きにされてしまう。それと同じ感じです。

どちらも、男心をくすぐられたい時に、おすすめです。

at 13:50, koreka, 小説

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野梨原花南『マルタ・サギーは探偵ですか? 6』

大好きな野梨原花南の、大好きなシリーズ、最新刊。

前巻、蓑崎編の出来映えにも舌を巻いたけど、
それが、こんな形で主人公の造形に深みを与えるとは。
今巻も舌を巻いてしまった。

主人公とヒロイン、ふたりがパーティーで言葉を交わす場面、互いに恋心が高まりきっているところの描写がすばらしかった。どうしてこの人の書く文章はこんなに胸を打つんだろう。

すごいところで終わった〜そして次巻で終わりだ〜〜

at 12:27, koreka, 小説

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皆川博子『倒立する塔の殺人』

今日は薔薇でなくて百合。

この作品では、薔薇はパッ、パッとさりげなく香り付け程度。

戦時中の東京、2つの女子高の少女たちによって、書き回された1冊のノート。
そこに綴られた恋、友情、そして徐々にあらわになる、いくつかの殺人。

濃厚な薔薇を書くのが上手な方なので、百合もきっと上手だろうと、
うきうきしながら購入。
開いて早々に(レーベルや表紙からもわかるけど)、
字が少なくて、あーこれは若い人向けだ。へヴィじゃないなと判明。
どうやらミステリーYA!は、ジュブナイルのようでした。

楽しく読みました。
何のほころびもない、パーフェクトな仕上がりだと思います。

ただ、、、全然息苦しくない。
耽美も抑えられていて、よい感じに肩の力が抜けている。
主人公を、泰然とした雰囲気の巨体の女学生にしていて、
輪の外側にいて、飄々としている彼女の存在が、
作品にバランス感を与えていて、そのおかげで読みやすくなっている。
(皆川博子にしては)びっくりするくらい健全で、これはこれで、好き。
ミステリとしても、楽しい。

楽しい読書だったのだけど、皆川博子の濃厚で息苦しい百合の話、
じっとりねっとりとしたものが読みたいという期待は満たされず。
なので、ほかの皆川作品を読みたくなりました。

「わたくしは、裏切られたのです」
「ギイにか」
「いいえ。わたくしが愛した相手にです。そのために、わたくしは、ロスタン先生に罰せられました。先生はわたくしを倒立させました。わたしくは気が狂いました」
「わたくしは、わたくしを裏切った相手を、狂わせるつもりでおります」
 (p. 110)

なんて素敵な文章なんだ。
平坦で簡明で過不足がなく、それでいて淫猥。

at 08:10, koreka, 小説

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